抜歯後の「歯磨き」はどうする?適切な方法について解説

抜歯後はどのように歯磨きをしたらいいのか不安……と悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
歯列矯正や親知らずの除去などで、抜歯をした後の口内はとてもデリケートな状態です。適切な歯磨き方法を知ったうえでケアをしないと、口内に負担をかけることとなるため注意が必要です。
そこで、今回は抜歯後の歯磨きの方法や、抜歯後の口内を清潔に保つためのポイントについて解説します。
目次
抜歯後の歯磨きはいつも通りでOK?
抜歯後にいつも使っている歯ブラシを使用して、歯磨きをするのは問題ありません。使用するのは電動歯ブラシであっても、手で動かすタイプの歯磨きであってもOKです。
ただし、抜歯した部分は避けて歯磨きをしましょう。抜歯した部分に歯ブラシをあててしまうと、血が出たり傷口に雑菌が侵入してしまったりするリスクがあるため注意が必要です。縫合している場合は、歯ブラシが縫合の糸に引っ掛かってしまう恐れもあります。
また、麻酔が残っているときに歯磨きをするのは避けましょう。麻酔が残った状態では歯磨きの力加減が分からず、必要以上に力を入れて磨いてしまう可能性があります。
歯茎や歯の表面を傷つけてしまう恐れがあるため、麻酔がきちんと切れてから歯磨きをしましょう。
抜歯後に実践すべき正しい歯磨き方法
抜歯後、どのように歯磨きをするのが正しいのでしょうか。抜歯した部分に負担をかけないためにも、以下の方法を参考にしてみてください。
何度も口をすすがない
抜歯後に実践すべき正しい歯磨き方法として、まず挙げられるのが何度も口をすすがないことです。
傷口に負担をかけないようにと、歯磨きを優しく済ませるとなんとなく汚れが落ちていないような気がしてしまうことがあります。せめてうがいだけでも丁寧にしようと何度も口のなかをすすいでしまうと、傷口の治りが遅くなってしまうことがあるのです。
また、ふさがりかけていた傷口がうがいによって開いてしまい、細菌感染に陥ってしまうこともあります。
抜歯後の痛みがなかなか引かない原因になったり、口臭の原因になったりするため注意が必要です。
抜歯後のうがいは、基本的に水を口にふくんで吐き出すだけで十分です。口の中を念入りにゆすがないようにしましょう。
タフトブラシで隙間を磨く
抜歯後の歯磨きは、タフトブラシを使うといいでしょう。タフトブラシとは、歯の隙間や凹凸などをピンポイントで磨ける口腔ケアアイテムです。抜歯した後に生じた歯と歯の空間は、通常の歯ブラシでは磨きにくいことが多いです。
先がL字型に変形しているタフトブラシであれば、無理なく隙間を磨けるため抜歯後の口腔ケアに便利です。
抜歯した部分の周辺に磨き残しがあると、不衛生であるだけでなく雑菌の増殖で患部のトラブルを招く可能性もあるため注意してください。
毛の柔らかい歯ブラシで優しく磨く
抜歯後は、なるべく毛の柔らかい歯ブラシを使って優しく磨きましょう。毛の柔らかい歯ブラシであれば、万が一うっかり傷口に歯ブラシの毛先があたってしまっても、負担を与えにくいため、口腔トラブルを防ぎやすくなります。
なるべく患部には触れないように歯磨きをすることが好ましいものの、慎重に歯磨きしていても思いがけず触れてしまうことはあるでしょう。
万が一に備えて、毛の柔らかい歯ブラシを準備しておくことをおすすめします。
抜歯後に口内を清潔に保つには?
抜歯後は歯磨きしにくく、普段通りにしっかりと口内の清潔を保つことが難しくなります。とはいえ、不衛生な状態のままではさまざまな口腔トラブルのリスクを高めるため注意が必要です。
ここからは、抜歯後の口内を清潔に保つためのポイントをご紹介します。
マウスウォッシュを使用する
念入りに歯磨きができない抜歯後は、歯ブラシと合わせてマウスウォッシュを使いましょう。
マウスウォッシュとは、歯磨き後に使用する口腔ケアアイテムです。口に含んで軽くゆすぐだけで口内の雑菌や食べ残しなどを洗い流すことができます。
ウォーターピックを使用する
ウォーターピックを使って、口内に負担をかけずに清潔に保つ方法があります。ウォーターピックとはノズルから水が噴き出る機器のことで、歯ブラシの届かない場所の汚れもやさしく落とせるのが特徴です。
抜歯後、歯磨きがしにくいと感じたときには、ウォーターピックを使用することをおすすめします。
おわりに
抜歯をした後の歯磨きは、多くの方が悩みやすいポイントです。基本的には、抜歯した部分に触れなければ、普段通りに歯磨きを続けていても問題はありません。
しかし、抜歯した傷口に負担をかけるような歯の磨き方をするのはNGです。別の口腔トラブルを招く恐れがあるため注意してください。
抜歯の予定がある方や、すでに抜歯を済みの方は、今回ご紹介した内容を参考にしながら口内のケアに努めましょう。