WEB予約は
コチラ

▼各院アクセス・詳細時間▼

コラム

【見た目で分からない】黒くない虫歯とは?白い虫歯もあるって本当?虫歯になってしまう原因と適切なケアについて

虫歯というと「歯が茶色、もしくは黒くなってしまうもの」とイメージする人も多いのではないでしょうか。

しかし、虫歯は必ずしも黒いものではなく、中には「白い虫歯」というものも存在します。

今回は、虫歯の色に着目しながら歯の状態について解説していきます。

この記事をわかりやすく解説
  • 白い虫歯は発見が遅くなりやすく進行が早いので非常に厄介
  • 白い虫歯の原因は酸によって歯が溶けることによって発生
  • 黒い虫歯の原因は歯磨きでは除去しきれない歯垢や細菌による口内環境の悪化
  • 白い虫歯は歯を削らない治療方法も多く開発されている

「白色の虫歯」が存在するって本当?

歯に黒や茶色の部分があった場合には、すぐに「虫歯だ!」とわかるのではないでしょうか。

一方で歯に斑点があったり、本来の透明感がなくなっていたりするだけでは「なんだろう?」と思うばかりで、どういった症状なのかわからないということもあるのではないでしょうか。

このような状態がみられた場合には「白い虫歯」の可能性が考えられます。

一般的に虫歯というと、黒いものや茶色のものが想像されるでしょう。

黒い虫歯の場合は、なにかを噛んだときに触れる、歯の「面」の部分にでき、時間をかけて進行していきます。

それに対し白い虫歯の場合は、歯の平らな部分にできることが特徴です。

噛むときに触れる面の部分だけでなく、歯と歯ぐきのあいだといった細かな部分にも発生し、進行は比較的早い傾向にあります。

白い虫歯はその色から見えにくく、発見が遅くなりやすいにもかかわらず、進行が早いので非常に厄介です。

白い虫歯の原因とは?

白い虫歯について、さらに解説していきましょう。

白い虫歯は、黒い虫歯と発生する原因も違います。

一般的な黒い虫歯の場合、歯に色素が取り込まれて発生しますが、白い虫歯は酸によって歯が溶けることによって発生してしまいます。

初期や中期の虫歯は、見た目にはわからなくとも脱灰と呼ばれる歯の表面が溶けだしてしまう状態になっていることがめずらしくありません。

溶けた歯は修復するために再石灰化という工程を経るのですが、酸の活性化が続くと再石灰化が起こらず溶け出し続けてしまいます。

そのあいだ、黒い虫歯のもととなる物質を取り込むことはないため、黒い虫歯にはなりません。

透明感がなくなり、濁った白い色になったり、斑点ができたりするのですが、この状態を「ホワイトスポット」と言います。

ホワイトスポットのままで放置していると、歯に穴があいてしまう可能性もあります。

黒い虫歯の原因とは?

それでは、一般的にイメージされる「黒い虫歯」の場合はどのように進行していくのでしょうか。

そもそも虫歯となる部分には、色々な細菌が生息し、その中に歯を黒くしてしまう細菌も存在するのです。

先ほど白い虫歯が進行するときに再石灰化という現象が起きると説明しましたが、このときに黒い色素が取り込まれてしまうことがあります。

この際に、黒い虫歯ができると考えられています。

つまり白い虫歯から進行していく中で、黒い虫歯になっていくとも言えるのです。

こうした虫歯になってしまう原因として、普段の歯磨きでは除去しきれない歯垢や細菌によって、口内環境が悪化してしまうことが考えられます。

健康な歯を手に入れるためには、日頃の習慣が大きく関係しています。

白い虫歯の治療方法とは?

ホワイトスポットの治療として、従来では浸食されている部分を削りプラスチックを詰める治療や、セラミック製の板状のものを張り付ける治療が行われていました。

ところが近年では、歯を削らない治療方法も多く開発されています。

例えば、気になる部分にフッ素を塗布することによって再石灰化を促進させたり、歯を強くさせたりする効果を期待できます。

さらに「シーラント」と呼ばれている、できてしまった溝にプラスチック樹脂を埋め込む治療も存在します。

どの治療が最適なのかは歯の状態によっても異なりますので、医師のカウンセリングを受けたうえで検討してください。

白い初期むし歯を発見することが重要

虫歯は進行してしまうと治療が難しいほど大規模になり、歯を削らずに治療をすることも叶いづらくなるでしょう。

だからこそ、まだ初期段階と言える状態の白い虫歯を早期発見することが重要になります。

しかし白い虫歯は黒い虫歯と違ってまだ痛みがなく、また目立ちづらいことから自分で発見することは決して簡単ではありません。

そのため、定期的に歯科クリニックに通い歯の状態を確認してもらうことが大切になります。

初期の虫歯であれば、クリニックの簡単なケアとご自宅でのセルフケアを組み合わせることで気になりにくい状態へ導くことが可能なケースもあります。

治療の費用や時間についても、進行してしまった状態に比べればお手軽になりますから、できるだけ早く発見できるよう日頃から気にかけるべきでしょう。

まとめ

虫歯というと、黒や茶色を思い浮かべるかもしれませんが、今回ご紹介したように初期の虫歯は白いものです。

痛みもなく、見つけにくい状態ではあるものの、この状態で発見できれば進行していく虫歯へ効果的なケアができます。

定期的にクリニックへ足を運び、歯の状態を確認する習慣を健康な状態へ導けるでしょう。

本院 院長

清誠歯科院長 林清誠

林 清誠

保有資格
  • インプラントアソシエイトフェロー(の称号)認定
  • 口腔インプラントフェロー(の称号)認定
  • JIAD口腔インプラント認定医
  • JSOI口腔インプラント専修医
  • 軽度認知障害支援歯科医
  • 口腔インプラント専門医

詳細を見る

経歴
1990年 八尾市立永畑小学校 卒業
1993年 私立清風中学校 卒業
1996年 私立清風高等学校 卒業
2003年 愛知学院大学 歯学部 卒業
2003年 大阪大学歯学部付属病院 口腔治療科 入局
2004年 医療法人中村歯科 勤務
2005年 小田歯科 勤務
医療法人布川矯正歯科 非常勤務
2006年 あべの歯科 医院長就任
2007年 清誠歯科 開業
2010年 社団法人 日本歯科先端技術研究所大阪 理事 就任
2011年 愛知学院大学歯学部大阪府同窓会 大阪愛歯会 理事 就任
2011年 医療法人清誠 清誠歯科 開設
Certificate
2003年 Akashi Orthodontic Research Group 
LEVEL ANCHORAGE SYSTEM
2005年 Straumann Dental Implant System ‘Basic Course’
2006年 FEBS CLINICAL DENTISTRY TRAINING COURSE
2006年 C.E.R.I研修会 大阪コース
(Clinical Endodontic Reseach Institute)
2008年 Daemon System Certification
2009年 A Comprehensive Spline Implant Training Course (Advance)

清誠歯科は患者様の歯の健康を追求することを第一に、最高の治療環境を提供することにこだわっています。

例えば、治療にあたって医師それぞれの専門知識を活かした治療方針カンファレンスを行い治療の質を高めています。

そして、各種セミナーや学会の参加によって常に最新の技術習得に努める努力を続けています。

また、歯科衛生士・助手においても、定期的に勉強会を開催するなど、医療サービスの向上に努めております。

また、駐車場を設けて、お車でご来院される患者様へも配慮させていただいたり、診療時間を日曜日や平日の20時半まで伸ばしたりというように、通院しやすい環境を整えることで、最後まで治療していただけるようにしています。

所属団体
  • 日本歯科医師会
  • 大阪府歯科医師会
  • 大阪大学歯学会
  • 日本矯正歯科学会
  • 日本歯科保存学会
  • 日本歯周病学会
  • 公益社団法人 日本口腔インプラント学会
一覧へ戻る