矯正中に妊娠しても大丈夫?矯正によって赤ちゃんに影響はあるの?

矯正は一日、二日で終わるものではなく、長期に渡って継続していかなければいけません。
3年、4年といった時間がかかるケースもあるからこそ、そのあいだにライフステージが変わった場合には不安を覚えてしまうのではないでしょうか。
今回は特に「矯正中に妊娠してしまったときはどうすればいい?」というポイントを解説していきます。
妊娠中でも矯正治療はしていい?
結論からお伝えすると、妊娠中だからと言って矯正治療ができなくなるわけではありません。
矯正治療中に妊娠が発覚した場合も、そのまま矯正治療を続けられるでしょう。
ただし、妊娠や出産の都合は医師に伝えておくとその後の計画がスムーズになります。
矯正治療は、スタートから終了までに2〜3年などの時間がかかります。
そのあいだに出産を経験するとなると、必然的にスケジュールも変更することになるでしょう。
また、妊娠中は体調に変化が起きやすくなります。
ホルモンバランスの変化なども起きやすく、健康な人、定期的に通院していた人であっても、思うように通えなくなるかもしれません。
さらに、つわりがひどい人の場合には歯磨きをするにも大変な思いをすることになります。
しっかり歯磨きができていないと、虫歯のリスクが高まってしまいます。
ホルモンバランスの変化で免疫力が下がると、歯周病菌が増える、妊娠性歯肉炎になるなどの異変を招くこともあるでしょう。
そうした状態では、いっそう注意深く口腔内をケアする必要があるため、医師にしっかり相談しながら進めてください。
妊娠に関して矯正治療をお休みした方がいいケースもある?
基本的に、妊娠中だからと言って矯正治療をやめる必要はありません。
しかし中には「一旦お休みにして、また落ち着いてから再開した方がいいだろう」という結論を出す医師もいます。
現状を踏まえて道筋を立てるためにも、医師としっかり連携することが大切です。
特に、出産前後には矯正をお休みするように提案を受ける可能性があります。
これは、出産にあたって歯をキツく食いしばる可能性があるためです。
矯正中の場合、力んだタイミングで装置によって口の中が傷ついてしまうリスクがあります。
さらに装置そのものに強い力が加わることによって、変形してしまうこともあります。
これらのトラブルを避けるため、一時的に矯正を中断するという結論に達するのです。
また、産後には「赤ちゃんがいる状態で通院できるのか?」という不安を抱えている方も多いでしょう。
そうした点も含めて、あらかじめ医師に相談してくと安心です。
病院によっては産後、赤ちゃん連れでの通院も歓迎されています。
ただし治療内容によっては治療に長時間かかってしまうこともあるため、都度医師と連携をとると良いでしょう。
妊娠中の歯科矯正ではリスクがある?
妊娠中に矯正治療を行うことで心配になるのが「赤ちゃんへの影響はないの?」ということではないでしょうか。
例えば矯正中には、治療内容によってはレントゲンを撮ったり、麻酔を使ったり、薬が処方されたりすることがあります。
しかし、歯科治療で使われるレントゲンは口元のみの部分的なものです。
撮影時にはお腹など体の前側を保護する、防護エプロンも必ず着用します。
こうした理由から、妊娠中であったとしても赤ちゃんへの影響を心配しなくて良いと言えるでしょう。
ちなみに矯正治療において、麻酔や薬は必ず使用されるものではありません。
例えば「アンカースクリュー」などの特別な装置を使うときには麻酔を使うこともありますが、すべての人が使う装置ではありません。
薬についても同様に、必ず処方されるものではなく、必要に応じて痛み止めが提案される程度です。
事前に妊娠中であることを伝えておけば、問題なく治療を進められるでしょう。
妊娠中の矯正治療はインビザラインがおすすめ
矯正治療にはいくつかの方法がありますが、妊娠中であれば「インビザライン」がおすすめです。
インビザラインとは、透明で目立たないマウスピースを使った矯正治療です。
口を開けたときや笑ったときにも人目につきにくいため、人目につく治療が苦手な人にもおすすめです。
何より、マウスピース矯正は取り外しが可能です。
例えば強い吐き気があり、口の中に異物感がある状態を避けたいというようなときにも、マウスピース矯正ならば取り外すことができます。
元々、インビザラインは不快感の少ない矯正治療として知られています。
ワイヤーなどの異物感に不安がある人も、インビザラインなら違和感や痛みを比較的感じにくいでしょう。
妊娠中の矯正治療のように、不安があるシーンでも自分のペースで治療を進めていくことができます。
清誠歯科では、インビザラインの治療を実施しています。
一人ひとりの患者様の歯の状態を確認した上で、それぞれの健康を追求するためのご提案をさせていただきます。
まずはご相談から、お気軽にお聞かせください。
まとめ
妊娠中だからと言って矯正治療ができないということはなく、ほとんどの場合問題なく進めていくことができるでしょう。
ただし、治療の内容や進み方によっては一時的に中断することもありますので、随時医師と相談しながら進めてください。
清誠歯科では、違和感を覚えにくい矯正治療であるインビザラインを展開していますので、まずは無料のご相談からご活用ください。
本院 院長
林 清誠
保有資格
- インプラントアソシエイトフェロー(の称号)認定
- 口腔インプラントフェロー(の称号)認定
- JIAD口腔インプラント認定医
- JSOI口腔インプラント専修医
- 軽度認知障害支援歯科医
- 口腔インプラント専門医
詳細を見る
| 経歴 | |
|---|---|
| 1990年 | 八尾市立永畑小学校 卒業 |
| 1993年 | 私立清風中学校 卒業 |
| 1996年 | 私立清風高等学校 卒業 |
| 2003年 | 愛知学院大学 歯学部 卒業 |
| 2003年 | 大阪大学歯学部付属病院 口腔治療科 入局 |
| 2004年 | 医療法人中村歯科 勤務 |
| 2005年 | 小田歯科 勤務 医療法人布川矯正歯科 非常勤務 |
| 2006年 | あべの歯科 医院長就任 |
| 2007年 | 清誠歯科 開業 |
| 2010年 | 社団法人 日本歯科先端技術研究所大阪 理事 就任 |
| 2011年 | 愛知学院大学歯学部大阪府同窓会 大阪愛歯会 理事 就任 |
| 2011年 | 医療法人清誠 清誠歯科 開設 |
| Certificate | |
|---|---|
| 2003年 | Akashi Orthodontic Research Group LEVEL ANCHORAGE SYSTEM |
| 2005年 | Straumann Dental Implant System ‘Basic Course’ |
| 2006年 | FEBS CLINICAL DENTISTRY TRAINING COURSE |
| 2006年 | C.E.R.I研修会 大阪コース (Clinical Endodontic Reseach Institute) |
| 2008年 | Daemon System Certification |
| 2009年 | A Comprehensive Spline Implant Training Course (Advance) |
清誠歯科は患者様の歯の健康を追求することを第一に、最高の治療環境を提供することにこだわっています。
例えば、治療にあたって医師それぞれの専門知識を活かした治療方針カンファレンスを行い治療の質を高めています。
そして、各種セミナーや学会の参加によって常に最新の技術習得に努める努力を続けています。
また、歯科衛生士・助手においても、定期的に勉強会を開催するなど、医療サービスの向上に努めております。
また、駐車場を設けて、お車でご来院される患者様へも配慮させていただいたり、診療時間を日曜日や平日の20時半まで伸ばしたりというように、通院しやすい環境を整えることで、最後まで治療していただけるようにしています。