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コラム

フッ素は虫歯予防になる?子どもの口腔ケアで使うべきかを解説

虫歯予防で定番の成分と言っても過言ではない「フッ素」。大人であれば、歯科医院を受診した際に、検診後や治療後などにフッ素を塗布されることは多いです。
近年は、子ども向けにフッ素入りの歯磨き粉も多く展開されるようになり、家族みんなでフッ素を活用した口腔ケアができるようになりました。
しかし、子どもを持つママやパパとしては、「子どもにもフッ素を活用してもいいのか」は大きな疑問でしょう。
そこで、今回は子どもに対してフッ素入りの歯磨き粉を使ってもいいのか、どのように歯磨き粉を選べばいいのか、などについて詳しく解説します。

子どもにフッ素入りの歯磨きを使ってもいいの?

子どもにフッ素入りの歯磨き粉を使ってもいいの?と疑問を感じている方は多いのではないでしょうか。
結論としては、子どもにフッ素入りの歯磨きを使っても問題はありません。正しい用法容量を守り、適切に使う分にはほぼ危険性はないとされています。
また、歯磨き粉は体内に入っても問題ない原料を使用しているため、仮に飲み込んでしまっても適切に排せつされます。
そもそもフッ素は、お茶や魚介類、海藻などの食品に含まれている成分でもあるため、体内に取り込んでも身体への極端な影響はないとされています。
とはいえ、フッ素を過剰摂取すると中毒に陥ってしまうリスクもあるため、子どもにフッ素入りの歯磨き粉を使用する際には、大人が近くで見守ってあげたり、歯磨き粉を子どもの手の届かない場所に保管したりすることが重要です。

虫歯予防でフッ素が注目されている理由

虫歯予防でフッ素が注目されている理由には、「再石灰化の促進」「歯を強くする」「虫歯金の活動をおさえる」などが挙げられます。
再石灰化とは、食事によって溶けだした歯の成分を修復することを意味します。フッ素の歯磨き粉を使用することで、この再石灰化を促進することができ、虫歯予防へと繋げることができるのです。
また、フッ素は歯質を強くする働きや、虫歯菌の活動を抑制する効果もあり、さまざまな面で虫歯を防ぎます。

子どもに合わせたフッ素入り歯磨き粉の正しい選び方

子どものためにフッ素入りの歯磨き粉を選ぶ場合、どのような基準で選択すればいいのかは悩みやすいポイントです。
ここからは、子どもに合わせたフッ素入りの歯磨き粉の正しい選び方を解説します。

6か月~2歳頃の子ども

子どもの年齢が0歳6か月~2歳頃である場合は、歯磨き粉に含まれるフッ素の濃度は、500ppmがベストです。泡タイプの歯磨き粉であれば1,000ppmまでであれば、子どもの身体に負担なく使用ができます。
基本的に、メントール入りなどの刺激の強い歯磨き粉は避け、「いちご味」「グレープ味」など、子どもが抵抗なく歯磨きがしやすい製品を選びましょう。

3歳~5歳頃の子ども

3歳~5歳頃の子どもは、前項同様に500ppm程度のフッ素濃度である歯磨き粉がおすすめです。泡タイプであれば、フッ素濃度は1,000ppmまでであれば使用上に問題はありません。ある程度乳歯が生えそろってきた時期であるため、丁寧な仕上げ磨きも求められます。

6歳~14歳頃の子ども

6歳~14歳頃の子どもであれば、歯磨き粉のフッ素濃度は1,000ppmが適切です。一生モノとなる「永久歯」が生えてくる時期であり、幼少期より高めのフッ素濃度の歯磨きを用いることをおすすめします。
なお、15歳以上は、フッ素濃度は1,500ppmまでであれば使用しても問題ありません。

フッ素入りの歯磨き粉の使い方

フッ素入りの歯磨き粉を使うにあたって、気になるのが「正しい使い方」ではないでしょうか。
ここからは、子どもの口腔ケアで知っておきたい、フッ素入り歯磨き粉の正しい使い方を詳しく解説します。

使用量は控えめに

フッ素入りの歯磨き粉を使用する際、あまり大量に使用しても効果は変わりません。
6か月から2歳頃の子どもは、仕上げ磨きのときに2mmほどを歯ブラシに出す程度で十分です。3歳~5歳は5mm、6歳~14歳は1cm、15歳以上は2cm程度の量を意識しましょう。

うがいは少量の水で1回

歯磨きが終わった後、水でうがいをするときには1回で十分です。何度もうがいをしてしまうと、せっかくのフッ素も流されてしまい、十分な虫歯予防の効果を期待できません。
少量の水を口に含み、軽く1回うがいをしたら、口の周りをやさしく拭いて歯磨きは完了です。

おわりに

本ページでは、子どもにフッ素入りの歯磨き粉を使用してもいいのか、について解説しました。フッ素は虫歯予防効果が期待できるため、適量かつ正しい使い方を守れば、子どもにも積極的に使用してあげたいものです。
子どもの口内健康を保ちたい方や、虫歯を回避してあげたいと考えている方は、ぜひ今回ご紹介した内容を参考にしながら適切に歯磨きのサポートを行ってあげてください。

本院 院長

清誠歯科院長 林清誠

林 清誠

保有資格
  • インプラントアソシエイトフェロー(の称号)認定
  • 口腔インプラントフェロー(の称号)認定
  • JIAD口腔インプラント認定医
  • JSOI口腔インプラント専修医
  • 軽度認知障害支援歯科医
  • 口腔インプラント専門医

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経歴
1990年 八尾市立永畑小学校 卒業
1993年 私立清風中学校 卒業
1996年 私立清風高等学校 卒業
2003年 愛知学院大学 歯学部 卒業
2003年 大阪大学歯学部付属病院 口腔治療科 入局
2004年 医療法人中村歯科 勤務
2005年 小田歯科 勤務
医療法人布川矯正歯科 非常勤務
2006年 あべの歯科 医院長就任
2007年 清誠歯科 開業
2010年 社団法人 日本歯科先端技術研究所大阪 理事 就任
2011年 愛知学院大学歯学部大阪府同窓会 大阪愛歯会 理事 就任
2011年 医療法人清誠 清誠歯科 開設
Certificate
2003年 Akashi Orthodontic Research Group 
LEVEL ANCHORAGE SYSTEM
2005年 Straumann Dental Implant System ‘Basic Course’
2006年 FEBS CLINICAL DENTISTRY TRAINING COURSE
2006年 C.E.R.I研修会 大阪コース
(Clinical Endodontic Reseach Institute)
2008年 Daemon System Certification
2009年 A Comprehensive Spline Implant Training Course (Advance)

清誠歯科は患者様の歯の健康を追求することを第一に、最高の治療環境を提供することにこだわっています。

例えば、治療にあたって医師それぞれの専門知識を活かした治療方針カンファレンスを行い治療の質を高めています。

そして、各種セミナーや学会の参加によって常に最新の技術習得に努める努力を続けています。

また、歯科衛生士・助手においても、定期的に勉強会を開催するなど、医療サービスの向上に努めております。

また、駐車場を設けて、お車でご来院される患者様へも配慮させていただいたり、診療時間を日曜日や平日の20時半まで伸ばしたりというように、通院しやすい環境を整えることで、最後まで治療していただけるようにしています。

所属団体
  • 日本歯科医師会
  • 大阪府歯科医師会
  • 大阪大学歯学会
  • 日本矯正歯科学会
  • 日本歯科保存学会
  • 日本歯周病学会
  • 公益社団法人 日本口腔インプラント学会
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